大阪府議会議員になってから、よく聞かれる5大あるある。
我々が当たり前のように思っていることでも、一般の皆さんからすると、知られていないことは多いな、とつくづく思います。
以下、恥ずかしげもなく懐事情から、休みのことまで公開します。
①『大阪府』議会議員なのだから、大阪府民なら誰でも原田りょうに投票できるんやろ?
→できません。大阪府下を53の選挙区に分けられていて、例えば私には、箕面市・豊能町・能勢町の方しか一票を投じることができません。あの大阪府議会議員さんが好きだから投票したい!と思っても、ご自身の選挙区で出ている方にしか投票できません。
被選挙権に関しても、その選挙区から立候補するには、3ヶ月以上その選挙区の住所要件を満たす必要があります。
②給料たくさんもらってるんやろ?
→報酬は月額65万1千円(額面。実際いただく額は50万円くらいになります。)で、全国の都道府県議会で最低です。
それでも高い!と言われるかもしれませんが、例えば今月は30件以上の新年会に出たりと交際費(自費)が多くかかっていたり、ポスターの印刷(政務活動費支出できず)に60万円使っていたり、冠婚葬祭や様々な会への所属による会費支払いも多く、議員は支出が多いので、正直厳しいです。
そもそも、4年に1回選挙で大きな金額を使わなくてはいけませんので、それに対して貯金もしなくてはいけません。
③年金、退職金すごいんやろ?
→一切ありません。
議員年金は平成18年に廃止されており、そもそも退職金はありません。福利厚生が全くないので、個人年金保険に加入するなどして自ら備えなくてはいけません。私は国民年金、国民健康保険に加入しています。
④政務活動費で城崎温泉行ってるんやろ?
→大阪府議会はフルオープン。
1円から領収書の添付、視察出張時の活動報告提出は義務で、収支報告書もネット公開(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/)しています。議会事務局の事前のチェックも厳しく、他の地方議会であった政務活動費の不正支出はできない仕組みになっています。月額49万円という大きな金額ですが、もちろん目的外支出はできませんし、事務所家賃、人件費、チラシの印刷などで支出されます。だいたいの方が、全額使用せず返金しています。
⑤休みはどうなってんや?
→実は厳密に言うとほぼ休み。必ず出席しなくてはいけない公務と言われる大阪府議会の日程はだいたいトータルして年間40日くらい。それ以外の行事は、基本的に出席義務はありません。でも、言葉通りに休んでいたら仕事になりませんし、次回の選挙にも当選できません。予算や条例などの議案に関して勉強したり視察に行ったり、府民の相談に対応したり、選挙区の市町村の出初式や成人式などの公務に出たり、学校の運動会や入学式・卒業式、様々な団体の新年会・忘年会や総会、お祭りなどの地域行事に出席したり、政党の党務をしたり、選挙の応援に行ったり・・・etcなどしています。
以上、少しは大阪府議会議員の生態をわかっていただけましたでしょうか?
今後も府民の皆さんにわかりやすい発信を心がけて参ります。

我々が当たり前のように思っていることでも、一般の皆さんからすると、知られていないことは多いな、とつくづく思います。
以下、恥ずかしげもなく懐事情から、休みのことまで公開します。
①『大阪府』議会議員なのだから、大阪府民なら誰でも原田りょうに投票できるんやろ?
→できません。大阪府下を53の選挙区に分けられていて、例えば私には、箕面市・豊能町・能勢町の方しか一票を投じることができません。あの大阪府議会議員さんが好きだから投票したい!と思っても、ご自身の選挙区で出ている方にしか投票できません。
被選挙権に関しても、その選挙区から立候補するには、3ヶ月以上その選挙区の住所要件を満たす必要があります。
②給料たくさんもらってるんやろ?
→報酬は月額65万1千円(額面。実際いただく額は50万円くらいになります。)で、全国の都道府県議会で最低です。
それでも高い!と言われるかもしれませんが、例えば今月は30件以上の新年会に出たりと交際費(自費)が多くかかっていたり、ポスターの印刷(政務活動費支出できず)に60万円使っていたり、冠婚葬祭や様々な会への所属による会費支払いも多く、議員は支出が多いので、正直厳しいです。
そもそも、4年に1回選挙で大きな金額を使わなくてはいけませんので、それに対して貯金もしなくてはいけません。
③年金、退職金すごいんやろ?
→一切ありません。
議員年金は平成18年に廃止されており、そもそも退職金はありません。福利厚生が全くないので、個人年金保険に加入するなどして自ら備えなくてはいけません。私は国民年金、国民健康保険に加入しています。
④政務活動費で城崎温泉行ってるんやろ?
→大阪府議会はフルオープン。
1円から領収書の添付、視察出張時の活動報告提出は義務で、収支報告書もネット公開(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/)しています。議会事務局の事前のチェックも厳しく、他の地方議会であった政務活動費の不正支出はできない仕組みになっています。月額49万円という大きな金額ですが、もちろん目的外支出はできませんし、事務所家賃、人件費、チラシの印刷などで支出されます。だいたいの方が、全額使用せず返金しています。
⑤休みはどうなってんや?
→実は厳密に言うとほぼ休み。必ず出席しなくてはいけない公務と言われる大阪府議会の日程はだいたいトータルして年間40日くらい。それ以外の行事は、基本的に出席義務はありません。でも、言葉通りに休んでいたら仕事になりませんし、次回の選挙にも当選できません。予算や条例などの議案に関して勉強したり視察に行ったり、府民の相談に対応したり、選挙区の市町村の出初式や成人式などの公務に出たり、学校の運動会や入学式・卒業式、様々な団体の新年会・忘年会や総会、お祭りなどの地域行事に出席したり、政党の党務をしたり、選挙の応援に行ったり・・・etcなどしています。
以上、少しは大阪府議会議員の生態をわかっていただけましたでしょうか?
今後も府民の皆さんにわかりやすい発信を心がけて参ります。

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