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コメント

二元代表制

昨日のたむけんとのバトルで柳本顕市議について書いたついでに、もう一つ・・。

今回、柳本顕市議が無所属で市長選に挑むことに対して、
「なぜ自民党から出ないのか」「節操ない野合だ」など批判する方がいらっしゃいますが、二元代表制を全くわかっていません。

実は、全国の市長は99%以上無所属です。政党所属の市長こそ珍しいのです。

というのも、今の維新のように政党所属の市長だと、議会で自らの政党が過半数を持たなければ、対立して停滞します。
まさにこの8年間が対立・停滞の政治でした。

過半数がなければ結局は、他党と調整・協力して議会を進めていかなくてはなりません。

議会は多様な政党の議員がいて多様な民意を反映します。
つまり、議員はそれぞれが一部の市民を代表する部分代表。
だから政党に所属し好き勝手言ってもよいのですが、
それに対して市長は一人。一人で全ての市民を代表する全体代表です。

一人で多様な民意を反映するには、政党から出て幅広い声を聞く必要があります。
議員と異なり一つの政党の考えに囚われていてはいけません。

…市民には自民もいれば共産もいます。
それらの声をしっかり市政に反映し最大公約数の幸せを実現することこそが政治です。
自らの意見こそ正しい、として他党と調整協力せず対立を生む今の姿勢は、多様な声を蔑ろにしています。

だからこそ、柳本顕市議には、無所属となり、自民だけでなく維新や共産の声もしっかり拾い上げて、協調する姿勢が求められる訳です。
それこそが『まっとうな大阪市政を取り戻す』ことです。

ご理解いただき、ぜひともお力をお貸し下さい。


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kaz

以前にご質問させていただいたのですが、大切な点だと思いますので、
大変恐縮ながら、もう一度ご質問させてください。

二元代表制についてのご見解、大変勉強になります。
ただ、市長(知事)選の候補者は、無所属となって幅広い意見を汲むべき、という考え方は、(現実的な選挙対策として現在一般的になっていることはあるかもしれませんが)二元代表制に対する理解とおっしゃるのであれば、少し違うのではないかという気がします。

二元代表制の意義については、一般的には、住民の意思を直接反映させる機会(直接選挙の機会)を設ける点にある、と考えられているのではないかと思います。
そうだとすると、市長候補が無所属とならないとしても、二元代表制の趣旨に反するとは思われませんし、
むしろ、無所属となった候補者を政策が異なる党が相支援した場合、
選挙における住民の選択を困難にすると思いますが、いかがでしょうか?

(たとえば、今回の選挙で、共産党の支持者は、自民党出身である2候補を選択したとして、
 自分が望む政策を行われるのかどうか不安を持つかもしれません。)

対立候補者がいない場合は、
原田さんのおっしゃることも当てはまる部分があると思います。
しかし、候補者が複数立っている選挙では、
各候補者が自らの政治理念に基づいてしっかりと政策を主張し、
それを住民が選択するという選挙にするのが筋ではないかと思います。

(政治理念の異なる政党出身の候補者を支援していると、その党の支持者は困惑します。
 他党との協調は、選挙の際ではなく、当選後にしっかりと行うべきではないでしょうか。)

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プロフィール

原田 りょう

Author:原田 りょう
はじめまして、大阪府議会議員の原田りょうです!
HP:http://haradaryo.net/

昭和61年8月23日生まれ
私立智辯学園高等学校 卒業
大阪大学法学部(政治専攻)卒業
自民党政治大学なにわ塾 卒業

被災地支援団体ACTION 前代表
衆議院議員事務所勤務
箕面市議会議員(全国最年少25歳で当選)

自民党大阪府連青年局 青年部長
(一社)箕面青年会議所 理事

平成27年、大阪府議会議員に当選。
最年少府議として、現在全力で活動中!

原田りょうTwitter

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