fc2ブログ

09

02

コメント

反対のための反対

大阪府議会本会議、只今終了しました。
我々が提案した大阪会議の設置条例一部改正の件が維新以外の賛成により可決されました。
しかし、その後、知事の再議権行使により否決され、結局廃案となりました。


この改正は第一回目の大阪会議失敗の反省を真摯に踏まえ大阪会議を円滑に進めるためのものでした。
なぜ反対する必要があるのか強い憤りを覚えます。

維新からは「自治権侵害」「人権侵害」の点で反対との討論があり、知事からの再議書の再議理由には「自治権侵害」とありました。
しかし、会議のルール部分を全体過半数の議決にするもので自治権侵害にあたりませんし、維新や知事が主張するようにたった1人の会長に議題選定権を与えることこそ自治権侵害にあたります。
この部分こそ大きな矛盾です。

そもそも、再議理由が明らかになった後、我々は知事に「再議理由で指摘部分を修正する(議題選定を全体多数決という部分を削除する)ので話し合えないか」と打診するも知事は拒否されました。
譲歩してでも何としても大阪会議を進めるべく我々は模索しましたが、結局、反対。

再議理由がその通りであるならば、該当部分の修正に応じて議会意思を尊重し再議は取り消すべきでしたが、どうしても否決したいという意思が見え見えでした。
(また、会長の解任規定は法律にも同様に規定される一般的なもので人権侵害にもあたりません。)

…大阪会議を円滑に進めるための条例改正の否決。
大阪会議を進めたくない維新による、反対のための反対としか思えない本会議でした。

次の一手を模索します。

ps 今回で松井知事による再議権行使は7回目となり、全国にも過去にも例がありません。
そもそも再議制度は、首長が議会との正常な均衡関係を図ることを目的として制定されたのですが、首長に拒否権という絶大なる権限を与える首長優位の制度であり、議決の否定であり見直しも必要とされている制度。議会軽視も甚だしいです。

11947593_870297519724246_5285901387839891805_n.jpg
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://haradaryo.blog60.fc2.com/tb.php/186-87129d82

プロフィール

原田 りょう

Author:原田 りょう
はじめまして、大阪府議会議員の原田りょうです!
HP:http://haradaryo.net/

昭和61年8月23日生まれ
私立智辯学園高等学校 卒業
大阪大学法学部(政治専攻)卒業
自民党政治大学なにわ塾 卒業

被災地支援団体ACTION 前代表
衆議院議員事務所勤務
箕面市議会議員(全国最年少25歳で当選)

自民党大阪府連青年局 青年部長
(一社)箕面青年会議所 理事

平成27年、大阪府議会議員に当選。
最年少府議として、現在全力で活動中!

原田りょうTwitter

月別アーカイブ

Designed by

Ad