
皆さんこんばんは!
原田りょうです(^^ゞ
本日は成人の日であり、箕面市でも成人祭が行われました。
言うまでもなく彼らは箕面市の未来であり希望であり、少子高齢化時代においてかけがえのない宝。
彼らは今までより少ない数で社会の維持発展や増え続ける高齢者を支えなくてはいけません。

新成人の数は1394人で、箕面市全体の人口の1%ほど。
日本全体では新成人は122万人で総人口の1%にも満たないのです。
だからこそ、ますます希少価値が高まっていて、社会全体で大切に育てて行かないといけないのは言うまでもありません。
ただ気になったのが、成人祭の挨拶で「皆さんは大人の権利が与えられました。」という言葉を聞きましたが、残念ながら新成人には大事な権利が与えられていません。
それは、選挙に出る「被選挙権」。選挙権は20歳で与えられるのに、こちらは最低でも25歳からしか与えられていません(知事や参議院議員は30歳)。
少々厳しい言い方をすると、新成人は政治的判断能力が足りない半人前と想定されています。一方で上限がないので100歳の方でも出られる。
私はこれに納得いかない。
高校を卒業する18歳に、最低でも選挙権が与えられる20歳(これにより大卒22歳の進路の選択肢に入る)へ引き下げるべき。
万が一能力が足りないと考えるのであれば有権者が選挙で通さなければ良い。
今の制度だと、未熟な者を選ぶ可能性があるとして有権者も馬鹿にされている。
そもそも教育基本法では義務教育を受けたら終了後に「民主主義社会の一員として十分な政治判断力を獲得」できるとしている。だから16歳で与えても良いということになるし、他国では高校生が市長を務めているところもあるくらい。
これから少子高齢化時代、ますます若い世代の声が政治に届かなくなる。今のままだと、数が多い高齢者の方を優遇する政治が行われ、子どもたちに借金をさせて高齢者が潤うという政治が一層進行する。そうなれば、ますます少子化は進む。
それを防ぐためにも若い世代の声を拾い上げ彼らの利益を守っていくとともに、政治を活性化していかないと。
成人の日に彼らの門出を本当に祝うのであれば、ツケを先送りする制度も変えていかないと。
そんなことを思った成人祭でした。
原田りょう(http://haradaryo.net/)